2024年 03月 26日
みなさん、こんにちは。 三月末の某日、あいにく雨模様のお天気でしたが、上智大学の卒業式と大学院修了式が全体で盛大におこなわれ、その後、史学科での集会となりました。 修士号を受け取っている方は、都内の名門私立高校に就職されました! 史学科の集会では、まず学科長と史学専攻長より、お祝いの挨拶がありました。 史学科長の坂野正則先生 史学科長の坂野先生は、この春の卒業生の多くが「コロナ禍」と大学入学が重なってしまった大変な世代であることを踏まえつつも、学生たちが今後、社会で生きてゆくための心構えについて、熱心にお話しされていました。 史学専攻長の川村信三先生 史学専攻長の川村先生は、「AI時代」における歴史学の意義についてお説明をいただきました。 続いて修了証書・卒業証書が一人ずつ手渡され、他の先生方からもはなむけの言葉が送られました。数年振りに海外調査に行かれた先生が多く、「隔世の感」を語られていたのが印象的でした。 本年度でご退職される長田彰文先生を囲んで その後、解散となり、友人や各ゼミでの写真撮影がおこなわれていました。晴れやかな表情の学生が多く、かれらが苦境のなかでも持ち前の能力を発揮して大きく成長したことが窺えました。今後の活躍に期待したいと思います。 #
by history-sophia
| 2024-03-26 09:12
| 大学生活
2024年 02月 14日
みなさん、こんにちは。 2023年度春学期のFDアンケート(授業評価アンケート)で、史学科の山本成生准教授の授業「ヨーロッパ・アメリカ史系概説Ⅱ(西洋中世史)」が、「グッド・プラクティス(GP)賞」を受賞しました。せっかくですので、受賞の感想や授業について聞いてみました。 史学科「GP賞の受賞、おめでとうございます。」 山本「ありがとうございます。いつも通りの授業をやっており、まったく予期していなかったので、正直驚いています。ただ、この授業は史学科の1・2年生向けの概説ですが、1限の対面授業にもかかわらず、履修学生の熱気がもの凄かったので、多少の手応えはありました(笑)。」 2号館ロビーに掲載されたパネル 史学科「授業で、なにか工夫されていることなどは、ありますか。」 山本「色々ありますが、この授業の場合は『コロナ禍明けの対面授業の意義』を特に意識していました。上智の授業は1コマ100分ですが、そのうち30分くらいは学生が結構ハードな課題(小テスト)をおこなう時間に当てています。ただし、課題といっても『まわりの人と相談してもよい』と言っています。」 「ヨーロッパ・アメリカ史系概説Ⅱ(西洋中世史)」の授業風景 史学科「講義形式に、アクティブラーニング的な要素を加えているということですね。話し合ってもよいというのは面白いですが、カンニングなどの不正行為は起きませんか。」 山本「私も最初は心配していました(笑)。しかし、みなさんプライドがあって、答えをそのまま写すようなことはしないんですね。さすが上智の学生だと思いました。もちろん一人で黙々とやる人もいるし、史学専攻の優秀な院生にティーチングアシスタント(TA)として入っていただいているので、そちらのサポートもあります。」 授賞式の模様(まわりはベテランの先生方ばかりで恐縮されたとか) 史学科「なるほど。ところで、今は受験シーズンですが、上智大学の史学科を志望する受験生にメッセージをお願いします。」 山本「はい。史学科には私なんかよりもっと面白く刺激的な授業をおこなっている先生が沢山います。オープンキャンパスで体験できますので、ぜひ見て欲しいと思います!」 #
by history-sophia
| 2024-02-14 11:16
| 教員・学部ゼミ紹介
2024年 01月 22日
コート・ダジュール大学 地中海近世・近代史センター アンヌ・ブロジニ(Anne BROGINI)教授 「戦争とカトリック信仰のはざまにて:近世地中海世界におけるマルタ騎士団」 (司会:坂野正則教授) ▼講演言語: 英語 (日本語通訳なし) ▼対象者: 学生・教職員・一般の方 ▼申込方法: 事前登録制 https://forms.office.com/r/70qa9WfcWN 詳しくは以下の画像をご参照ください。 #
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| 2024-01-22 18:12
| 大会・講演会・定例会
2024年 01月 15日
みなさん、こんにちは。 さる1月13日(土)に、史学科恒例の「卒業論文発表会」がアジア・日本史系とヨーロッパ・アメリカ史系の2グループに分かれて開催されました。今年度はアジア・日本史系からは6名、ヨーロッパ・アメリカ史系からは5名の「ゼミ代表者」が登壇し、それぞれの力作卒論の概要について報告されました。 アジア・日本史系の会場風景 今回報告された方々の多くは2020年4月入学、つまり「コロナ禍」が本格化した時に大学生となった人々で、キャンパスへの立ち入り禁止を含む大きな制約が課された世代にあたります。卒論のみならず、学生生活の様々な点において不自由を強いられ、苦労されたことでしょう。ですが、卒業論文をみてみますと、例年とくらべて遜色のない出来栄えとなっており、かれらが逆境のなかでもめげることなく、地道な努力を重ねて来たことが窺えました。こうした資質は今後、様々な場面で役に立つことでしょう(ちなみに就職・進学の状況は順調だったそうです)。 ヨーロッパ・アメリカ系の会場風景 各報告の後には質疑応答があります。今回の参加者は大学院進学希望者が多かったためか、なかなか鋭い質問が多かったと思います。それに対して登壇者たちも適切に応答しており、たのもしい印象を受けました。最後は全体での質問タイムとなります。卒論や進路に関する全般的な点について、下級生の疑問や心配ごとに優しく丁寧に答えていただきました。なお報告・質疑ともに、報告者の多様な個性が際立っていたのが面白かったです。 後輩の質問に答える史学科4年生 上智大学の史学科では、この時期に1年生の次年度の所属ゼミ(プレゼミ)が決定し、また3年生はいよいよ「卒業論文登録」をおこないます。先輩から受け継がれてきた史学科の良き伝統を引き継いで、それぞれ頑張ってほしいと願っています。 #
by history-sophia
| 2024-01-15 08:00
| 大学生活
2024年 01月 12日
文学部史学科 2023年度卒業論文発表会を開催いたします。開催日時・場所・発表内容等は下記の通りです。 皆様、奮ってご参加ください。 ・日時:2024年1月13日(土)13:30~ ・場所:【Aグループ】11号館4階 411教室 【Bグループ】11号館4階 419教室 【Aグループ】アジア・日本史系 笹川 南 :「古代人にとって櫛とは何か? 出土遺物・文献からみる櫛と人の精神史」 津曲 泰成:「倭寇を構成する人々と海から見た明朝支配体制 ─海民支配と勢家の政治的保護について」 詫間 智己:「近世における一向一揆像の変遷と受容の過程」 澁谷佳央梨:「『石母田家文書』に見る後藤寿庵の人物像」 佐野 昴輝:「1882年から日清戦争前までの中朝関係の考察:宗主権の実効性と商業的進出による朝鮮掌握について」 久保田咲良:「アジア・太平洋戦争下における民衆の戦意高揚とメディアの関係」 【Bグループ】ヨーロッパ・アメリカ史系 内川 創達:「19・20世紀転換期のアメリカ合衆国における女性労働者の連帯 ─労働騎士団における女性の分析を通して─」 間渕 一樹:「19世紀のロンドンにおける馬と人間 ─馬の労働と動物虐待防止協会─」 戸田 百香:「19世紀におけるグロワ島の信仰 ー「クーローの祝祭」の分析を通してー」 安藤菜々子:「アンティオキア公国における現地人統治の実態:行政と社会の面から見たる」 秋山小百合:「古典期アテナイにおけるキュベレー信仰の受容と背景キュベレーの神性の再考とメトローオンの文書館としての機能の関係性からの考察―」 他、詳細は下記画像よりご確認ください。 #
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| 2024-01-12 15:00
| 事務室からのお知らせ
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