2021年 07月 15日
以下、上智大学アジア文化研究所主催講演会についてのお知らせです。現役史学科生、卒業生の皆さんにも、大いに関心のある内容と思います。ふるってご参加ください。 【日時】 2021年7月27日(火)13:30〜15:00 【テーマ】 「疑わしい史跡:真実性はどれほど重要か」 【講師】 松田陽氏(東京大学大学院人文社会系研究科) 【参加方法】 事前登録制です。次のURLから登録を済ませてください。 ※ https://forms.gle/ZcPGUUgqVbSRpraaA ※ 開催前日までに、登録メールアドレス宛にミーティング情報をお送りします。 ※ 登録期限(7月25日) ※ 問い合わせ i-asianc@sophia.ac.jp 文化人類学や観光研究における真実性(authenticity)概念の相対化を受け、文化遺産マネジメントにおいても、史跡(heritage sites)の真実性を柔軟に評価・理解しようとする動きが広がっている。しかし、こうした考え方をもってしても捉えきれないほどに真実性が欠如したーかのように我々にはみえる―史跡が存在する。地域に流布する伝説のみが価値を裏付ける史跡、伝説地である。真実性はなさそうだが、長い間大事にされてきた伝説地に、我々はどのように向き合えば良いのだろうか。本発表では、日本の将門塚(東京都千代田区)や桜井駅跡(大阪府島本町)などを入り口として、世界各地にある伝説地の位置づけを考える〔上智大学アジア文化研究所のホームページより〕。 講師の松田陽先生は、東京大学文学部(西洋史学科)、同大学人文社会系研究科文化資源学研究専攻修士課程で学ばれ、ロンドン大学UCLカレッジでPh.D(考古学)を取得されました。現在、東京大学大学院の文化資源学研究室の准教授でいらっしゃいます。ご専門はパブリックアーケオロジーで、考古学と現代社会との関わりを研究されてきました。 今回の御講演では、具体的な事例として将門塚と桜井駅跡を取り上げられますが、時間があれば、シンガポール、イタリア、イギリス、セネガルの事例についても言及されるそうです。海外で長く発掘に携わられ、国際的に活躍してこられた松田先生は、トークもお上手なので、面白いお話をうかがえると思います。 皆さん、ぜひご参加ください。(中川)
by history-sophia
| 2021-07-15 11:25
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