2011年 08月 03日
学部4年 福岡 力 〈2011年度版〉 背後から相手の左足に自分の左足をからめるようにフックさせ、相手の右腕の下を経由して自分の左腕を首の後ろに巻きつけ、背筋を伸ばすように伸び上がる。コブラが獲物に絡みついているかの如く見えることが語源とも言われる―。 そう、それこそが我らが、長田彰文教授の得意技のひとつ、“コブラツイスト”である。 昨年、ゼミ合宿での飲み会の場で、私は、この技をうけた。 このコブラツイストこそが長田ゼミを端的に表しているのではなかろうか、私はそう思う。 長田ゼミの授業内容は、長田教授のお眼鏡にかなった論文や書籍を読み、それを学生自身が噛み砕き、同ゼミの学生にプレゼンするというもの。それにより、より深い理解と考察が得られるのはもちろん、教授や仲間からの新しい指摘も受けられ、見識が広がる。ちなみに私達が扱ったテーマには徴兵制や日本の戦争責任など、もがけばもがくほど味が出る、コブラツイストの様な刺激的なものばかりだった。 ここで強調しておきたいことは、ゼミの雰囲気である。各人が思っている事をしっかり主張できる、アットホームであるが、緊張感のある、とても心地の良いものなのだ。それこそが、長田ゼミの最大の魅力でもある。それは一にも二にも、長田教授の人徳がもたらしたもの。学生にコブラツイストを仕掛ける教授をあなたは聞いた事があるだろうか。否。心身ともに、長田教授は学生との距離が近い。 距離が近いだけではなく、締りもある。例えば、私がプレゼンを行った時には、「なるほど、そういう考え方もあるね。だが、君はこう言った視点を置き去りにしていないか。それを見る事でより君の主張にも厚みが増すはずだよ」と、厳しくも的確な指摘を頂いた。 一見、コブラの様な顔をした長田先生は聡明かつ、冷静に見られがち。しかし、ともすると、優しく親身で、体温を帯びる。 君もそんな体温を感じられるコブラツイストを、受けてみないかい? ※こちらもご覧ください!
by history-sophia
| 2011-08-03 14:03
| 教員・学部ゼミ紹介
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